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【経営コラム第92回】お客様の言葉に合わせる

 販促物を作るときは、お客様の言葉に合わせて作成することが大事です。

 お客様は、こちらが思っているほど商品やサービスのことを知りません。

 

 業界の人間が当たり前に使っている用語が伝わらないことがよくあります。

 お客様はもっと素朴な疑問をもっているかもしれません。

 

 プロの方に説明する方が楽。一般の方に説明するのは大変。

 と言われる方もいます。

 

 一般の方をお客様としている会社は、自分たちが普通に使っている言葉が通じない可能性があることを自覚しなければなりません。

 

 そこでお客様の言葉に合わせた販促物、合わせた説明が必要です。

 

 言葉を合わせる方法は簡単です。

 日頃接しているお客様の言葉をメモしていればOKです。

 

 あるいは、説明を重ねる中で、お客様が理解したなという瞬間があります。

 そのときの説明は、お客様に合った言葉になっているはずです。

 

 こうしたメモを集めて、販促に活用します。

 

 またお客様からの質問は、こちらが当たり前と思っていることがお客様にとっては当たり前でないことを教えてくれます

 

 支援現場で、社長や従業員に「お客様からよく出る質問は何ですか」と尋ねると、皆さんから似たような内容が出てきます。

 

 例えば「全国配送はできますか?」と聞かれます。というお店がありました。

 全国配送ができる旨の販促物を掲示することで、同様の質問が減少しました。

  

 このように日頃接しているお客様の言葉を活用して、お客様にとって分かりやすいお店や販促物を目指しましょう。