何かを始めるという決定は多くの中小企業で行われますが、何かを止めるという決定はあまりなされません。
何かをやるなら、何かを止めるということも念頭に置くべきでしょう。
そのため、どんどんと新しいことは始められていき、従業員の負荷が増えていきます。
しかし、社長をはじめ従業員の方々は定常業務を持っています。すでに忙しい方々です。そのため、普通にしていても新しいことをやるのは大変です。
では、どのようにつじつまが合わせられるのかと言いますと、自然と古いものが優先されます。
古いものは習慣化しているので、維持しやすいからです。
効果が高そうだとか、そういう尺度で判断はされません。
新しいことを始めるのは、それだけで負荷がかかるものです。
新しいことを始めるだけではなく、今やっていることを見直しましょう。
効率は悪くないか、そもそもその業務は簡易にできないか、いっそやめられないか。
よくある笑い話ですが、当初の目的そのものが意味をなさなくなった業務にも関わらず一度始めた業務が後生大事に続けられていることがあります。
「何かをやる」と「何かを止める」ことをセットで考えることが大事です。