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【現場から第72回】読書について②

 今日は、読書をする気になれない理由の一つ、「しっかりと読まないといけない」という考えへのアドバイスです。

 

 結論としては、「しっかりと読む必要はない」ということです。

 さらっと流し読みするだけでも全然OKです。

 

 流し読みというのは、目で文字を追う位のつもりで大丈夫です。

 時間がない、読むのもつらいというときには、本によっては太字になっているところや線が引いているところを読み興味があれば周辺を読んでみると良いでしょう。

 

 本の読み方は、人の話の聞き方に似ていると思います。

 分かったことや重要視していなことをさらっと聞く聞き方

 共感できる内容でじっくり聞きたいときの聞き方

 話がよくわからないときの聞き方

 状況に応じて強弱をつけて聞いています。

 

 分かり切ったことや結論が見えたことは聞き流したりします。「あーそういうことね、ハイハイ」と流しますが、読書でも同じです。内容が見えたら一言一句読む必要もありません。サーっと流すだけで十分です。

 あるいは、個人的に興味がない話もさらっと聞き流すと思います。

 

 人の話を聞くときには露骨に聞き流すと気分を害されますが、読書なら素っ気ない態度でも怒られることはありません。

 

 共感できる内容でじっくり聞きたいときの聞き方もあります。分かっていることだけど同じ話をもう一度聞きたいということもあります。本も同じです。この言葉は一言一句胸に刻みたいという箇所はじっくりと読めば良いと思います。

 

 話がよくわからないときの聞き方はどうでしょうか。これは大きく二つあると思います。一つは、話し手の話を止めて一つひとつ確認して理解するまで先に進まない方法。もう一つはとりあえず話を先に進めてもらい、結論が分かってから「ああ、そういうことか」と理解する方法です。

 

 お勧めは後者です。分からないことは読み飛ばして先に進みましょう。情報が増えると理解できることも少なくありません。

 

 読み飛ばしていると余計に分からなくなるのではないかと心配される方もいらっしゃいます。本のジャンルにもよりますが、多くの本は大切なことは何度も表現を変えて出てきます。それが著者の主張や言いたい事だからです。

 

 また、前者のやり方だと進みが遅くなり、本は難しい、本は時間がかかるという負のイメージにつながることが多いので、さっさと先に進む方が賢明です。