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【現場から第67回】効果測定は難しい

 先日、あるサービス業のお客様で、新規の問い合わせがありました。

 近々移転予定で、リニューアルオープンを機に今の業者を変えたいとのことでした。

 

 無事、条件もまとまって新しいお客様獲得となったのですが、その問い合わせのきっかけが、ポスティングしたチラシでした。

 

 このチラシは、昨年の夏ごろから「この業種にターゲットを絞ってチラシを投函してみよう」と取り組んだ活動でした。

チラシを作って、従業員さんが仕事の合間に該当するお店を見つけたらポスティングしていました。

 

 2ヶ月くらいで合計200枚程度配布した時点で、繁忙期に入ったことや反応がなかったことから活動が停止し現在に至っていました。

 

 しかし、今回のお客様はチラシを大事に保管していただいていたようで、販売促進策の効果測定は改めて難しいと感じさせられました。

 

 私たちも同じですが、何かを買おうと思っていても「今」というタイミングがあります。

 チラシを見たからといって、買うタイミングでなければチラシの反応としては現れません

 

 しかし、今回のように「リニューアルオープンの際に変えよう」と保管してくれている方もいるわけです。

 あらためですが、案内し続けることの大事さを感じました。

 

 また、チラシのポスティングは同じところに3回配らなければわからないという業界常識があります。

 どんなに良いチラシでも、ニーズがあっても、意思決定権者に届かなければただのゴミです。

 3回配れば1回は意思決定権者の目に触れるというのが、業界の経験則です。

 

 まずは3回。それで反応率が悪ければ、チラシの内容が悪いのか、ニーズが無いのかを考える必要があります。