従業員を始動するときに、社長が犯しやすいミスがあります。
それは、自分ができたことは相手もできるという勘違いです。
自分ができるからといって、人も同じとは限りません。
人はそれぞれ、これまでの経験や性格、考え方などが違います。
そのため、相手に合わせて指導方法を変えるという試行錯誤が必要です。
どうしても、人は自分の経験をベースに指導を行います。
自分はこのようにして習得できたから、相手もできるはずだと考えます。
しかし、その指導方法はあなたには伝わったかもしれませんが、今指導しようとしている相手に伝わるかはわかりません。
だから相手の反応を見ながら、伝え方や見せ方を変えていく必要があります。
特に、もともと優秀な方は要注意です。
あなたが当たり前に発している言葉や当たり前にしている習慣が、普通の人にはとても高度なことである可能性があるからです。
優等生には劣等生の気持ちがわからない。
そう思わせるシーンがあります。
自分たちはこれで当たり前にできたのに、彼らができない理由がわからない。
やる気がないのではないか。
相手に合わせた指導をしていますか?
何かを伝えるということは、相手がいて初めて成立するものです。
相手に理解して、納得してもらわなければ単なる独り言にすぎません。