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【経営コラム第41回】人は認められたい(1)

 人は、誰かから認められたいという承認欲求を持っています。

 ほめられるとうれしいですし、どこかのグループに所属したくなります。

 

 社長は、従業員には承認欲求があることを意識しておかなければなりません。

 請求書・領収書のところでお話しした領収書は、従業員に対する承認です。

 

 承認には、3つのパターンがあります。

 プラスの承認とマイナスの承認、無視3つです。

 

 プラスの承認は、ポジティブな言葉や態度を与えることです。

 マイナスの承認は、ネガティブな言葉や態度を与えることです。

 無視は、プラスもマイナスも与えません

 

 一般的に人は、プラスの承認を最も求めます。

 そして、意外なのが次に求めるのがマイナスの承認です。

 

 社会的な問題として、いじめの問題があります。

 そこでもっとも残酷なものが、無視です。

 

 無視は、承認欲求を真っ向から否定するものです。

 

マイナスの承認は、ひどくなれば暴力をふるうこともあります。

しかし、暴力をふるうということは暴力をふるう対象として存在自体は承認されているのです。

 

 いつも馬鹿にされ、いいように使われているのに、そのグループから離れない人がいます。

 その人は、マイナスの承認でも求めているわけです。

 

 次回に続きます。