方向性を考えるときには、セットで人の評価についても考える必要があります。
評価は、スポーツのルールのようなものです。
何をやれば得点が入るとか、何をしたら警告を受けるとか、場合によっては退場になるとか。日々の行動の目安となります。
決められたマニュアルに従ってほしいと思えば、
・決められた手順に従って上手くいったらA評価
・決められた手順に従って失敗したらB評価
・決められた手順に反したらC評価
という評価が考えられます。
決められた手順に従うという方針のもと、失敗しても手順に従っていれば評価されます。
しかし、決められた手順に従っていなければ、上手くいこうがいかなかろうがCです。
しかし、会社の方向性をあれこれ考える社長は多いのですが、人の評価までセットで考える方は少ないです。
そのため、これからは新しいことを考えて挑戦する社風を作ろう。
と言っているのも関わらず、決められた手順に反したらC評価というような体系が維持されていたりします。
社長がいくら声を上げても、従業員はA評価がもらえるようにマニュアルに従って動くでしょう。
方向性を変えるのであれば、評価もセットで
・新しいことをやって上手くいったらA評価
・新しいことに挑戦して失敗したらB評価
・何も変わらないで上手くいったらC評価
というように変えていく必要があります。