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【現場から第20回】持続力を付ける④

  

【続けるための工夫】

 ①まずは続いていることを成果とする

 ②記録を付ける

 ③無理・無茶は続かない

 ④完璧を目指さない

 ⑤救済ルールを作る

 ⑥人を巻き込む

 ⑦言われ続ける状況を作る

 ⑧ひとつのことに集中しない

 ⑨止めることを決める

 

 二つ目は、②記録を付けるです。まずは続いていることを成果としましたが、これを見える化することが大事です。毎日やったのかやっていないのかを確認して、その日のうちに記録を付けます

 

記録は〇△×程度で結構です。すぐに確認ができてすぐに印がつけられる。あとは表をパッと見て状況が分かることが望ましいです。あれこれ読み解かなければならない表では、抑止力になりません。

 あとはこの表をみんなが目に付くところに貼っておくこと。いちいち取り出さなければならない表では、段々と記録を付けなくなり、誰も見なくなります。

 

 状況が見えるようになると、「やらないといけないな」という気づきにもなります。物事が続かない大きな理由の一つに「忘れてしまう」ということがあります。みんな忙しいのでついつい他のことに気が取られて忘れてしまいます。毎日記録を付けることで忘れることを防止します。

 

 熱しやすく冷めやすい人には、いつの間にかやらなくなったことが多いものです。やっていなければ×を付け続けてください。自分が続いていないということを自覚することも大事です。

 

 また三日坊主とよく言われますが、最初はやる気があるケースが多いものです。最初に○が続くと、次も〇にしたくなる。せめて△にはという気持ちが働きます。

 これが継続を促します。連続35日○が続いていると、この流れを崩したくない。こうした気持ちが継続へのモチベーションになります。