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【現場から第19回】持続力を付ける③

  

【続けるための工夫】

 ①まずは続いていることを成果とする

 ②記録を付ける

 ③無理・無茶は続かない

 ④完璧を目指さない

 ⑤救済ルールを作る

 ⑥人を巻き込む

 ⑦言われ続ける状況を作る

 ⑧ひとつのことに集中しない

 ⑨止めることを決める

 

 一つ目は、①まずは続いていることを成果とするです。続けるためにはすぐに成果を求めないことが重要です。最初の半年、1年は続いていること自体を評価することが大事です。

 もちろん、意味がないことをダラダラと続けるのはよくありません。しかし我々のような熱しやすく冷めやすい人はダラダラという程続いていないのが現実です。

 

 物事に、これをやればすぐに上手くいくという裏技はありません。そんなものがあれば誰も苦労しませんし、みんながやっているでしょう。

 何かを始めて成果が出るまでには、どうしても時間がかかるものです。ある程度様子を見なければなりません。

 

この成果が出にくい時期が、熱しやすく冷めやすい人にとって苦痛になります。無意識に止める理由を考えたりします。

 こんな人に、行動の結果が出ている出ていないの話をすれば、止める理由を提供するようなもの。

 

 実際の企業でも2カ月、3カ月くらいすると「意味がない」とか「成果が出ない」という続けない理由が出てきます。ここで安易に止めないことが大事です。そうしなければ、また同じことを繰り返します。

 

 そのため、①まずは続いていることを成果とします。続いていることを評価しましょう。1カ月連続で続いた。3カ月継続している。半年たってもやっている。結果はその後です。

 

 まずは、結果を出すためにはどのくらいの期間が必要かを考えましょう。そしてその期間はやり切るのです。途中でサボってもリカバリしましょう。意味がないと思っても続けましょう。そして、最初に考えた期間が経過したときに意味があるのか無いのかを考えればいいのです。