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【歴史に学ぶ第6回】個人プレーから集団戦へ

   

六代目の王セルヴィウスは、まずは先王のはじめた事業を完成させます。ローマ全体を守る城壁を完成させたのはこの王です。

 トップの中には、自分の存在感をアピールするために前任者の事業を否定し、すぐに新しいことを始めたがる人も少なくありません。しっかりと前任者の事業を引き継いだのはさすがです。

 

完成した城壁に守られ、軍事上の成功も積み重なり、周辺の部族の中でも一つ頭が抜けた存在になりました。

 

さらに軍制の改革を行います。まず初めての人口調査を実施し、戦力を調べました

 私達の仕事でも、企業を支援する際には事業の実態を調査します。実態が分からなければ方策を立てようがないからです。

 

 貴族・市民の区別なく、経済力をもとに六階級に分けて用意すべき義務を規定。ただし、多くの義務を課されるものは多くの権利を有するのが当然であると、選挙での票数は義務に応じて多くなります。

 

会社では、多くのことを任せられている方よりも、長く会社にいるだけ、親戚というだけの方の方が待遇面で良かったりします。正直者が馬鹿を見る環境は望ましくないですね。

 

また、戦法を確立しました。ただがむしゃらに押し寄せることが一般的だった当時、隊列を乱さずに攻めてくるローマ軍団は圧倒的なものとなりました。

 個人プレーで好き勝手に動く集団から、集団戦ができる組織として動けるようになりました。

 

 

(参考図書) 持ち運びしやすい文庫版がお勧めです。

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ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず() (新潮文庫) 塩野七生著