会議の中で、分からないことで議論をすることがよくあります。
こうした議論は、文字通り時間の無駄になることが多いので、「では調べましょう」と次の話に移ることが大事です。
例えばこんなケースです。
ある会議で、製品を外注先に製造委託するというアイデアが出ました。
そこで出た質問が、製造委託したらいくらでできるのかでした。
結論としては、現段階では調べていないので分かりません。
「分からないので確認します」で済む話ですが、ここから議論に移ります。
もし原価が〇割以上なら収支が取れるのか?
目標の利益を達成するにはいくつ売らなければならないのか?
原価が分からない今、答えようがありません。
しかし、ここでつい仮定を前提に話が膨らみます。
もし〇割ならこのくらいの1個このくらい利益が見込めるから、〇個は販売しないといけない。
そこに質問が被さります。
〇個販売できる見込みはあるのか? 方法は考えているのか?
ここまで、原価率を確認してから検討すれば良いことです。
原価率が異なっていれば、これまでの議論は無駄になってしまいます。