新しい事業を計画されている方からご相談を頂きました。
地域の環境から、開始後ある程度の需要が見込まれるもので、準備も着々と進められていました。
この中で1点気になったことがあります。
この新事業には、法律で定められた有資格者が必要です。
現在、社長を始め従業員でこの資格をお持ちの方はいません。
そもそも、資格を取得する条件である実務経験が足りない状態です。
そこで、この新事業に賛同してくれている社外の方が資格を取り、資格取得後に入社する予定でした。
もしこの方が何らかの事情で資格が取れなかったら。
資格を取ったとしても、当社に入社してくれなかったら。
この計画は頓挫してしまいます。
しかも過去に同じように社外から有資格者をスカウトし、入社ギリギリまで話が進みましたが、結局その方がお勤め先と話がつかずに話が流れてしまったことがありました。
有資格者の確保は、この計画の急所です。
獲得手段を一つで満足せず、万一のことを考えて第二、第三の動きを並行して行うことが必要です。