
取り扱う商品は、お客様が決めるという側面があります。
ある地方の会社様のお話をします。
この業界の主力商品には大きく、AタイプとBタイプがあります。
(はっきり説明すると社名が特定できてしまいますので、ぼかさせていただきます)
一般的にはAタイプが主流で、業界販売量の8割以上はAタイプとなっています。
この会社様は自社の特徴として「うちはBタイプの専門業者です」とPRしています。
結果的にはBタイプの専門業者として業界でもある程度の認知度を得て、売上高は増加傾向にあります。
しかしこの会社様、最初からBタイプの専門業者ではありませんでした。
業界の常識通り、Aタイプ推しの会社でした。
Bタイプの専門業者に転換したのは、単純に広告やイベントの反応率が良かったからです。どちらのタイプも広告やイベントでPRしていたのですが、調べてみるとBタイプの問い合わせが、Aタイプの5倍~10倍多いという結果でした。
そのため、広告の中心をBタイプに移し、今やこの会社の販売量の9割をBタイプが占めるようになりました。
取り扱う商品は、お客様が決める。
別の会社様は、「お客様のわがままにとことんつき合うことで、新しい商品群ができる」ともおっしゃいます。
お客様の反応を活かして、取扱商品を変えていくことが必要です。