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【経営コラム第91回】他店を研究する

 「目をひく、気をひく」のヒントとして、他店を見に行くことをお勧めします。

 同業種でも異業種でも、実際に店舗を見に行ってみることです。

 

そこで目に留まったものは、あなたの「目をひく」ことに成功しています。

 良いなと思ったものは、あなたの「気をひく」ことに成功しています。

 

 逆に目に留まらなかったものは、「目をひく」ことの失敗例です。

 目をひいたが、興味が持てなかった場合は、「気をひく」ことの失敗例です。

 

 このように、他店にはヒントがたくさん存在します。

 

 他店を研究する際に、注意すべきことがあります。

それは、最初から隅々まで見ようと思わないことです。

 

 人は、意外といろいろなものを見落としています。

 街を歩いていると様々な販促物がありますが、そのほとんどを認識していないはずです。

 そうした人達に、「おっ」と目をひくことができるかが大事です。

 

しかし、見よう見ようと意気込むと、本来なら見落とすようなものも見えてしまうからです。

 

まずは、さっと店内を見て回りましょう。

ここで目をひいたものだけが成功例です。

 

一通り見た後に、今度は隅から隅まで見てみましょう。

この段階で見つかったものは、仕掛けとして何かが不足しているわけです。

 なぜ目をひくことができないのか、ヒントとして活用しましょう。