顧問先様の支援にあたり、ほとんどの会社でテーマとなるが「時間の使い方」です。
仕事で今とは違った成果を上げるためには、今とは違った時間の使い方をしていく必要があります。
色々な会社を見てきましたが、概ね二つの使い方に分かれます。
①現場業務
②将来のための業務
①現場業務はルーチンワークと言ってもいいでしょう。すでに社内である程度確立されたやり方があり、その中で動いている日々の業務です。
②将来のための業務は、将来構想や新しい展開への準備です。目の前の課題解決ではなく、将来どうありたいのかを考え、そのための準備をしていく業務です。
中小企業の多くは、社長を筆頭に①に時間を取られています。
そのため、やることが日々の対応に終始してしまい、何年経っても変わらないということが多いです。
逆に、人間は年を取るので段々とできなくなることが増えていき、会社としての対応力が落ちることも考えられます。
当社にご依頼いただいた社長様は、「若い頃からバリバリ働いて業績を作ってきたが、45歳を超えた辺りから以前のような動きができなくなった」とおっしゃいます。
こんな働き方では会社が衰退するだけだと考え、社長の時間の使い方を変えていくべく支援しています。
内容は難しいものではありません。①現場業務の時間をどうやって減らし、②将来のための業務時間をどう捻出するかという計画を立てて実行します。
しかし、どうしても習慣がもとに戻ってしまいがちなので、当社が月に1回訪問し、一緒に検証と改善策を考えています。
習慣を変えるには時間がかかりますが、1年、2年、3年と年々②の業務時間が増えていくことで、様々な展開へと発展し収益につながっています。