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【現場から第77回】ビジネスにおける才能とは何か

 「好きこそものの上手なれ」という言葉があります。様々な方を見てきましたが、我々一般人が仕事でそこそこ成功するには好きな仕事をするのが一番だと思います。

 

 ごく一部の天才を除き、一般人の能力に大差はありません。そうすると仕事にかける想いや努力が他の人との差につながります。

 

 とはいえ、「好き」というのは自分の都合であるため、それをお客様が欲しがるかは分かりません

 そのため、好きとまでは言えないが時間をかけることを苦労と感じないことが大事だと思います。

 

 周りの方が「すごいな」と言うが、自分はそれほど大変だと思っていない

 これがビジネスにおける才能だと思います。

 

 人より長い時間研磨ができる。

 人より長い時間調べ物ができる。

 人より長い時間資料を作ることができる。

 

 これは、単に仕事が遅くて人より時間がかかっているというわけではありません。

 周りが1時間もすれば疲れてしまうことを、3時間4時間もくもくと時間をかけることができるということです。

 

 ビジネスの多くは、相手の面倒くさいを解消してあげることで成り立っています。

 おいしいご飯を食べたいが作るのが面倒くさいので飲食店に行こう

 

 このとき、料理を作るのが好きな人、料理ばかりしていても面倒と思わない人は飲食店の才能がある人です。

 あるいは、料理を作るのは面倒くさいと思うが、何時間も接客していても苦に思わない人は、料理は好きだが接客が面倒な人から重宝されます

 

 自分が何に向いているか。

 

 悩んだときには何だったら時間を気にせずに続けることができるかを考えてみてはいかがでしょうか。