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【経営コラム第76回】習慣的な費用の怖さ

 長年会社をやっているほど、習慣的な費用に注意が必要です。

 特に、保険料や何かの会費、利用料など一度購入するとずっと支払いが続くような費用が一番怖い

 

 一つひとつは少額でも、習慣的に増えていくので気が付けば大きな固定費になることが少なくありません。

 加えて、購入するときはよく検討をするものの、支払い始めると払うことが当たり前になってしまいます。

 

 そのため、付き合いで入った保険や試しに契約したサービス料を延々と支払い続ける会社があります。

 

 また、一度あるお店で購入を決めると無条件でそこから買い続けるというケースもあります。

 コピー用紙等を最初に買うときにはどこが一番安いかと検討しますが、その後は考えなしに同じところで購入していないでしょうか。

 

 このように、習慣的な費用は一度購入するとなかなか見直しがされないものです。

 

 そのため最低年に一回は、習慣的な費用を見直しましょう。

 総勘定元帳を開いて、よく分からずに支払い続けているものはないか、不要になったのにも関わらず支払い続けているものはないか。

 

 消耗品などは、いつも購入している先以外の価格をチェックしましょう。

 案外、別のところの方が安くなっていたりします。