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【現場から第71回】読書について①

 中小企業の現場を見ていると、「本が読めない」という方が多くいらっしゃいます。

 私は本至上主義というわけではないので、その他の手段で学びを得ているのであれば良いと思いますが、読めるに越したことはないとも思います。

 

 そこで、今回から本の読み方についてお客様にアドバイスしていることをお伝えしようと思います。

 

 その前に、読書に関するデータを見てみましょう。少し古いデータですが平成25年に文化庁から出ているデータによりますと、1ヶ月に読んでいる本の数は、

 読んでない:47.5%

 1~2冊: 34.5%

 3~4冊: 10.9%

 5~6冊:  3.4%

 7冊以上:  3.6%

だそうです。

 

ちなみに私は3.6%に該当しますが、もともと読書家だったわけではありません。学校では国語大嫌い、47.5%に属していました。

余談ですが、国語の授業というのは読書嫌いを量産する諸悪の根源だと思っています。

 

そのわけですが、読書をする気になれない理由を聞いてみると、

しっかりと読まないといけない」という声をよく聞きます。

 

本を読むのはハードルが高い。本を読むのは時間がかかる

 

実際、そんなことはないのですが、このイメージを作っているのが国語の授業だと思います。

興味もない面白くもない文章を、最初から最後まで丁寧に読むことを強要されるあの苦行を経験すると、前向きになれないのもよく分かります。

 

 もう一つ多い読書をする気になれない理由は、

 「何を読んだらいいのかわからない」です。

 

 この二つについて次回からアドバイスします。