会社にとって最も注意しなければならないのが資金繰りです。
要は、お金を支払うタイミングにお金がない状態をいかに防ぐかということです。
黒字倒産という言葉がありますが、たとえ黒字でも会社はつぶれてしまいます。
もちろん、長年赤字続きであればいつかはお金が無くなってしまいます。
しかし、売上高という入金がある程度の金額があって、支払いが滞りなくお金が回っていれば、会社はつぶれません。
逆に増収増益でも、お金が回らずにつぶれてしまう会社があります。
会社が成長しているので、どんどん出店や設備投資を行います。
そして売上高が拡大しますが、お金が上手く回らずにつぶれてしまいます。
いくらもうかっていると言っても、支払いの時点でお金がなければ関係ありません。
「利益が出ているのになぜしんどいのか」
そう思われる方は、資金繰りがどうなっているのかを確認してください。
資金繰りは難しい理屈ではありません。
会計のところでもお話ししますが、家計簿と同じです。
いつ売れたとか、いつ買ったではありません。
いつお金が入って、いつ出ていったか。
さらには、今月はいつお金が入って、いつ出ていく予定か。
こうしたことを確認しながら、支払うタイミングにお金がない状態を防ぐのです。