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【経営コラム第56回】経営者が接する3つの感覚

 

 社長が会社を経営していく中で、接する数字の感覚が3あります。

 損得の感覚、財布の感覚、資産管理の感覚です。

 

 損得の感覚は、もうかったかもうかっていないかです。

 財布の感覚は、手元のお金の出入りです。

 資産管理の感覚は、何をどのように買ったかです。

 

 千円で買ったものが、3千円で売れた。2千円もうかったという感覚。

 これが損得の感覚です。

 

 財布の中に1万円入っていて、今夜の飲み会で5千円使うなという感覚。

 これが財布の感覚です。

 

 3千万円の家を持っていて、500万円の頭金と2500万円のローンで買ったという感覚。

 これが資産管理の感覚です。

 

 社長でなくても、ほとんどの人が日々の生活の中でこの3つの感覚をお持ちだと思います。

 

 Aさんは、給料が額面ではいくら、手取りではいくらというのは、損得の感覚に近いでしょう。

 

 Aさんの家計簿では、毎月会社からいくら入ってきて、何に出て行っているかというのは、財布の感覚です。

 

 Aさんは、良い車を持っていて羽振りがよさそうに見えますが、実は借金がたくさんあるというのは、資産管理の感覚です。