社長が会社を経営していく中で、接する数字の感覚が3つあります。
損得の感覚、財布の感覚、資産管理の感覚です。
損得の感覚は、もうかったかもうかっていないかです。
財布の感覚は、手元のお金の出入りです。
資産管理の感覚は、何をどのように買ったかです。
千円で買ったものが、3千円で売れた。2千円もうかったという感覚。
これが損得の感覚です。
財布の中に1万円入っていて、今夜の飲み会で5千円使うなという感覚。
これが財布の感覚です。
3千万円の家を持っていて、500万円の頭金と2500万円のローンで買ったという感覚。
これが資産管理の感覚です。
社長でなくても、ほとんどの人が日々の生活の中でこの3つの感覚をお持ちだと思います。
Aさんは、給料が額面ではいくら、手取りではいくらというのは、損得の感覚に近いでしょう。
Aさんの家計簿では、毎月会社からいくら入ってきて、何に出て行っているかというのは、財布の感覚です。
Aさんは、良い車を持っていて羽振りがよさそうに見えますが、実は借金がたくさんあるというのは、資産管理の感覚です。