いつも思うことではありますが、社長は大変だなと思います。
先週ご相談をいただいた社長は、事業を承継してから10年間、色々な取り組みをされていました。
社長も試行錯誤を繰り返し、それなりに良くしてきたという自負もあります。
しかし、ふとしたときに「これでいいのか」と不安になるそうです。
社内の人間に相談できないこともあるし、かといって社長仲間と話をしていてもどこまで話して良いのか、どうしてもオブラートに包んだ状態になってしまう。
そこで、私はその社長と同じような境遇にあったお客様のことをお話しました。
どんなことに悩み、どのように動き、今はどうなっていてどんなことに取組んでいるのか。
「今の社長は、ちょうどその方の3年前くらいの姿によく似ています」
別の社長には、
「このままでは10年後から苦労することになる。ちょうどあなたの20年後くらいの社長が今大変苦労されている。」
従業員は、周りの先輩の状況を見ることで自分がどうなっていくのかが、おぼろげながらも分かることができます。
しかし、社長の3年後、5年後、10年後の姿は社外にしかありません。
メンターのような先輩社長を見つけた方は幸運です。
なかなか、そうした方と出会うことも少ない。
こうしたときに、我々のような色々な現場を見ている専門家を頼っていただきたいと思います。