今週現場で話題になったのが、何か都合のいい逆転策を追い求める方です。
苦しい業績の会社に特に多いのですが、今の状況で1点や2点をコツコツ取るより、いきなりドカンと大量得点できるホームランが打てないかと躍起になっています。
結論から申し上げますと、そんな都合の良い話はありませんし、大きな成果を得るにはそれ相応の準備や体制が必要なものです。
思い付きでどうなるものではありません。
しかも、こういう方に限って「やればできること」ができていません。
接客態度が悪くてお客様を怒らせてしまう、どんぶり勘定で利益が取れていない等、地味に失点を増やすようなことばかりしています。
5点、10点を取るありもしないプランを探すよりも、こうした失点を減らして、1点、2点と着実に点数を積み重ねていくことが大事です。
こういう話をしますと、
「でも、時間がないんです」
とおっしゃる方がいます。
しかし、そうした会社から話を聞いてみると、5年も10年もこのような騒動を繰り広げています。
そうしている間に、「やればできること」をしなかったことによる失点が増えています。
一度、都合のいい逆転策を探すのを止めて、足元を見直してみてはいかがでしょうか。