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【現場から第31回】数字だけの計画に意味はない

  

 数字だけの計画に意味はありません。

  数字は達成の目安であり、その過程で何をするか決めることが重要です。

  

 9月決算のお客様で、来年度の計画を立てているところですが、そんなお話をいたしました。

  

 色々な中小企業に関わらせていただきますが、過程が曖昧な計画が多いです。

  数値目標とスローガンだけあって、終了。

  

 期末には、数字がいったのかいかなかったのかという話で終始します。

  

 ある業界のお客様を開拓しよう。

  というのであれば、どのような手順、スケジュールで開拓するのかまで落とし込む必要があります。

  

 過程は作業の見積とも言えます。

 

 頑張って開拓しますと言っていても、「具体的にどうするの?」という問いに答えられなければ難しいでしょう。下手をすれば何もできずに終わる可能性もあります。

  

 ちなみに、過程は精緻なものではなくて結構です。

  過程の表を作るのが目的ではなく、どう動くのかを考えて実際に行動するのが目的です。

  

 資料を作って満足し、その後の行動が伴わない方も少なくありません。

 考えて、行動することに意味があります。