中小企業の現場では、え?と思わせるような出来事が発生します。
笑い話のような出来事でも、それを教訓に改善をしていく考え方が必要です。
あるお客様でポスティングのアルバイトを募集しました。
ポスティングは1日歩き回るお仕事ですので、採用した方には「よく歩くので動きやすい服装で来てくださいね」とお伝えしています。
ところが、やってきた方は厚底のサンダルにフリフリのスカートという姿。
思わず「たくさん歩きますよ 大丈夫?」とスタッフが尋ねたところ、アルバイトの方は
「普段お店でよく歩いているので大丈夫です」
と笑顔で答えられたそうです。
結果、今後これを下回る人はいないだろうという配布枚数を記録して帰って行かれました。
これを受けてお客様は、
「よく歩く」の感覚は人によって異なるため、具体的に何歩くらい、何時間くらい歩くのかを事前に伝える。
「動きやすい服装」のイメージも人によって異なるため、具体的に服装を指定するとともに写真で事前に提示しておく。
という改善を行いました。
常識は人によって異なります。
常識的に考えてというのは、思わぬ結果を生むことがあります。