【続けるための工夫】
①まずは続いていることを成果とする
②記録を付ける
③無理・無茶は続かない
④完璧を目指さない
⑤救済ルールを作る
⑥人を巻き込む
⑦言われ続ける状況を作る
⑧ひとつのことに集中しない
⑨止めることを決める
三つ目は、③無理・無茶は続かないです。物事を始めるときにはモチベーションが高いので、背伸びした目標を立てがちです。これが続かない原因になります。
ウォーキングの道具を買い揃えて、明日から毎日1時間ウォーキングをするぞ!
1日目は無事達成します。2日目も気持ちよくウォーキングします。3日目雨が降ってできませんでした。4日目は仕事が忙しくてそんな気になりません。5日目はウォーキングしないといけないなぁと感じつつ、昨日は遅かったから明日にしよう。
こうしていつの間にかやらなくなってしまいます。
物事を始めるときにはモチベーションが高いので、1日目はハードルが高くてもクリアできます。
しかし、一度習慣が狂うと再スタートを切らなければなりません。その際にハードルが高いと取り組むことが億劫になります。ついつい言い訳が出て、そのことを遠ざけてしまいます。
昔、「これから毎日本を読もうと思います」という社長がいました。忙しいが1カ月に10冊を目標に頑張りますとおっしゃいます。
私は、1カ月に10冊ではなく、1日1ページを続けることをお勧めしました。読書の習慣が無い方に1カ月10冊はハードルが高い。仕事が忙しくなって続かなくなる可能性が高いからです。
しかし、1日1ページなら忙しくても続けることができます。どんなに忙しい人でも1日1ページ読めない人はそうはいないでしょう。
1日1ページを続けていれば、読む力がついてきます。読む力が付けば読むスピードが早くなる。そうすると、続きが気になって1日2ページ読めるようになります。こうしてレベルアップしていけば1カ月に10冊読むことも可能になります。
1日1ページなら再スタートも切りやすいです。何かの緊急事態や体調不良等で読めなかった。でも、1日1ページなら再開することが難しくありません。
ちなみに、「1日1ページでは効果が期待できない」とおっしゃる方もいます。しかし、どんなに高い目標を立てても続かなければ意味がありません。一歩一歩進めていくことを馬鹿にしてはいけません。そうやって何年も何も続かずに過ごしてしまうことはもったいないです。
無理や無茶は続きませんし、再開が難しい。
まずは、忙しくてもできるレベルの内容から始めることをお勧めします。