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【現場から第18回】持続力を付ける②

 

 偉そうなことを言っていますが、私自身も熱しやすく冷めやすい人間です。

 興味を持ちやすく取り組むのも早い方ですが、すぐに他に興味が移ってしまい続かない傾向があります。

 

 小中学校の頃は、新学期が始まるたびに心機一転と新しいノートを買いましたが、ノートを取ったのは3日まででした。おかげで子供の頃にノートを使い切った記憶がありません

 余談ですが、妻に学生時代のことを尋ねると「ノートを取らないという選択肢があることを今知った」と言われました。この当たり前にできる習慣にまでできれば強いです。優等生と劣等生の違いです。

 

 受験勉強もやったりやらなかったりと、思うように進みません。しばらくすると飽きてきて新しい勉強方法にチャレンジしてみたり、新しい参考書に手を出してみたり。

 これでは身に付きようがありません

 

 その後、中小企業診断士という資格の勉強を始め8年かかりましたが何とか合格しました。この中で大きかったのは、いかに勉強を継続させるかという試行錯誤を通じて持続させるコツをつかんだことです。

 

 また、実際の企業支援に携わる中で、変える力持続させる力の両面が企業にとって大切だということを実感しました。繰り返しになりますが、中小企業は持続させる力が弱い良いことを始めても成果がでるまで続かないのです。

 

 では、熱しやすく冷めやすい私が続けるためにやっていることをお伝えします。

 同じような気質の方に少しでもお役に立てば幸いです。

 

【続けるための工夫】

 ①まずは続いていることを成果とする

 ②記録を付ける

③無理・無茶は続かない

④完璧を目指さない

 ⑤救済ルールを作る

 ⑥人を巻き込む

 ⑦言われ続ける状況を作る

 ⑧ひとつのことに集中しない

 ⑨止めることを決める

 ひとつずつ解説していきます。