
経営の結果は、数字で表されます。
よく社長から会社の強みや自社の良さをお聞きしますが、それが数字に結び付いていなければ意味がありません。
まずは「強みが業績に反映されているか?」と意識することが大事です。
そんなにも良いものを作っているのであれば、もっと売上高や利益につながらなければおかしいのではないかとも思うことがあります。
それにはいくつか原因が挙げられます。
・強みはあるのだが、何か邪魔をしている弱みがあって数字につながらない
・強みと言っているが、ライバルと比べるとたいしたことがない
・強みらしいが、お客様が求めているものではない
本当に強みがあって数字に結び付かないのであれば、何か大きな弱みがあると思われます。
製品は素晴らしいものを作っているが、営業や販売が下手でお客様へのアピールができていないケースが良くあります。
社長は強いと言っているが、ライバルと比べてたいしたことがないケースもあります。
お客様は当社の製品だけを見て判断するのではなく、他社との比較で判断します。
比較して大したことがなければ、強みとは言えません。
最後に、物自体は素晴らしいかもしれないが、お客様はそれを求めていないというケースです。
これも強みとは言えません。
お客様が欲しいと買ってくれなければ商売として成り立ちません。
このように、強みは自社が強いと言っているだけではいけません。
お客様が強みを決め、数字に結び付かなければ意味がありません。