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【経営コラム第5回】社長に数字は必須

 

 社長は結果に責任を負います。どれだけ頑張っていても、どれだけいい人でも、会社を経営している以上、数字(業績)が出ていなければ評価されません

 そのため、社長は「数字が苦手だから」と言っていられないのです。

 

 数字は、会社の決定をする人の責任でもあります。

従業員は、社長の決定の下で業務をしています。

そのため、プロセスや取り組み姿勢を評価することも大事ですが、社長は違います。

 

 ある種、プロのスポーツ選手と似たところがあります。

皆さんがスポーツ選手を見るときに、まずは成績や実績を求めるのではないでしょうか。

 

 数字を知らないで経営を行うというのは、速度計を見ないで車を運転するようなものです。自社の状況を良く知らずに判断をしてしまうと誤った判断をしてしまいます。

 

 とはいえ、何も会計の専門家になる必要はありません。

自社の数字(損益計算書や貸借対照表、資金繰表)の状況を把握しておくだけで随分違います。

 

欲を言えば、1年だけでも自分で自社の帳面をつけてみることをお勧めします。

 自社の数字を構成する内容を具体的に知ることで、どんなことにどのくらいお金が使われているかの感覚が養われるからです。

簿記の知識が必要になりますが、ほとんど定型業務ですので、慣れれば自社の帳面付けくらいはどうというものではありません。

 

 手間はかかりますが、一度チャレンジしてみることをお勧めします。