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【現場から第2回】指導の成果とは

 

 私たちは日々会社への助言を行っています。助言は行動の変化を生み、行動の変化は結果の変化を生みます。

 この流れは、従業員への指導や教育についても同じことが言えるので、今回はこのテーマをお伝えします。

 

 年末が近づくと、この1年はどうだったかを振り返る方も少なくないと思います。

 お客様を訪問すると、今年はこんなことできた、こんな利益を出すことができたと、振り返って成果を思い返す機会が多くなります。

 

 その中でよく感じることが、何らかの成果が出ている会社は社長の行動が変わったということです。

しかし、助言を行ったからといって必ずしも行動が変わるわけではありません。

 ①何かを伝える

 ②行動が変わる

 ③結果が変わる

 助言や指導は大きくこの3段階で進んでいきます。

 

 まずは①何かを伝えるです。この段階は何かを伝えただけで、本人に響いたかは分かりません

 「分かりました」、「勉強になりました」と反応が良くても、何も変わらないことがよくあります

 あるいは、こちらが良い気になってしゃべっているだけで、伝え手の自己満足だったというケースもあります。

 

続いて②行動が変わるです。

 ①伝えるの効果があったかどうかは、小さなことでも行動が変わったかで判断します。

 行動パターンを変えることは労力が必要です。その労力をかけても少しで良いから聞いたことを実行してみようと感じ、動いてくれたのであれば①は意味があったと判断できます。

 お会いした次の日に「早速お客様を回ってきました」とか「チラシを作ってみたので、一度見てください」といった行動に移される社長も少なくありません。

 

最後に③結果が変わるです。

 行動の変化を続けていると、遅かれ早かれ結果に何らかの変化が生じます

 早いものであればその日に、時間がかかるものでも3か月や半年もすれば小さくても変化が生じます。

 「お客様を訪問したら早速仕事が頂けた」とか、「社長の仕事に専念できる時間が増えて、方針を考える時間や幹部を育成する時間が取れるようになった」など、結果に変化が生じます。

 

 私たちコンサルタントの仕事は、会社が結果を出すサポートを行います。勉強になるだけでは意味がありません。

 

 行動が変わり、成果につながらなければ価値がないと思います。

 

 これは会社で行う教育も同じです。伝えたことで満足せずに、②③までつながっているかを考えてみる必要があります。